除湿機は部屋の中でずっと動かしておくにしては音がうるさい家電ですが、カタログ上の数値だけでも買う前に比較しておくことをおすすめします。
梅雨〜夏場に部屋の除湿をする想定で「運転音の静かさ」という視点から除湿機をまとめましたので、除湿量(どのくらいの湿気を吸ってくれるか)、消費電力(どのくらいの電気を食うか)とあわせてご参考になれば幸いです。
除湿量(L/日) 27℃ 60% 60Hz | 消費電力(W) 60Hz | 運転音 (dB) | 価格帯 (万円) | |
NEOLEAD NL-JSK10 | 9 (※1) | 185 | 36 | 1.4 |
SHARP CV-L120 | 12 | 290 | 37 | 2.5 |
モダンデコ zo01 | 5.9 (※2) | 185 | 38 | 1.8 |
Electrolux UltimateHome 500 | 12 | 200 | 41 | 8.9 |
Stadler Form Theo | 5.5 | 165 | 42 | 2.3 |
株式会社ネオリード(群馬県)のNL-JSK10は、今回の5機種の中で(カタログ上の数値では)最も静か、かつ最も安く手に入りそうな除湿機です。梅雨〜夏場に小さめの部屋の除湿を行いたい場合にはまず検討しておきたいモデルです。
シャープ株式会社(大阪府)のCV-L120は、除湿能力と消費電力、運転音と価格帯のすべてにおいてバランスがよい除湿機です。大きめの部屋の除湿をしたいが消費電力や本体価格を抑えたい場合におすすめです。
モダンデコ株式会社(広島県)のzo01は、上でご紹介したNEOLEAD NL-JSK10とあわせて検討したい除湿機です。消費電力も運転音も価格帯もNL-JSK10とあまり変わらないため、あとはデザインの好みや入手できるほうで選んでしまってもよいでしょう。
Electrolux(スウェーデン)のUltimateHome 500は、今回ご紹介する中では飛び抜けて高いですが、除湿能力のわりに消費電力が少ないという特徴があります。最初に出費を惜しまずに、ランニングコスト(電気代)を抑えたい場合は検討してみたいモデルです。また、除湿機としてはとても珍しい黒色であるという点もポイントです。
Stadler Form(スイス)のTheoは、今回の7機種の中では最も省電力な除湿機です。そのぶん除湿能力は低めですが、小さめの部屋を除湿する分には最もコスパのよいモデルといえるでしょう。
静かさを重視する方には「運転音」がなるべく小さい除湿機をおすすめします。
今回リサーチした中ではNEOLEAD NL-JSK10が36dBと(カタログ上のスペックでは)最も静かな除湿機のようです。
部屋が広い方には除湿量(除湿能力)が大きい除湿機をおすすめします。ただし除湿能力と引き換えに消費電力や騒音は大きくなりがちです。
今回リサーチした中ではSHARP CV-L120とElectrolux UltimateHome 500が並んで1日に12Lという除湿量でした。
除湿剤で水分を吸い、それをヒーターで温めて除湿剤の水を落とす方式です。
空気を冷却器で冷やして結露を発生させることで空気中の水分を取り除く方式です。
電流を流すと片方が熱く、片方が冷たくなるペルチェ素子と呼ばれるものを使う方式です。
小山和音
こやま・かずね
世界にひとつだけのオリジナルの楽器をデザインし、五線譜ではない楽譜やドレミではない音律をグループで話し合って作り、それらを使って音楽をゼロから創作する音楽教育プログラムを中心に、音(楽)にまつわるユニークな取り組みをしています。お仕事のご依頼やコラボレーションのご提案など、お気軽に!