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コンデンサーマイクの出しっぱなしをおすすめしない理由とその対策

公開 2022年10月13日
更新 2022年10月13日
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コンデンサーマイクはその構造上、保管に気をつけたい音響機器のひとつです。

この記事ではその理由と対策を解説します。

コンデンサーマイクの出しっぱなしはOK?

結論からいえば、おすすめしません

コンデンサーマイクは湿気や衝撃に弱いとされているためです。

その理由はコンデンサーマイクの構造にあります。

コンデンサーマイクが湿気や衝撃に弱い理由

コンデンサーマイクの中には、「ダイアフラム」と呼ばれる金属の膜(あるいは金属膜を貼り付けたフィルムなど)と、それに重なるように「バックプレート」と呼ばれる金属の板が入っています。

マイクに音(振動)が入ってくると表側にあるダイアフラムが振動して、その裏側にあるバックプレートとの距離が微妙に変わります。そこに電圧をかけると、マイクに入ってきた音(振動)を電圧として取り出すことができる、というしくみです。

しかしこのダイアフラムとバックプレートのあいだの距離はわずか数十マイクロメートル(0.0xミリメートル)とのこと。

空気中の湿気(細かい水滴)がこのあいだに入り込むことがあるかはわかりませんが、仮にそうなった場合や、衝撃などによりダイアフラムとバックプレートの距離が狂ってしまった場合は、正しく音を取り出すことができなくなりそうです。

実際私の友人もコンデンサーマイクを出しっぱなしにしておいたところ、録った音に「パチッ」というノイズが乗るようになってしまった、と話していました。

コンデンサーマイクの安全な保管方法

ということで、おすすめしたい運用方法はこのとおりです。

  • 除湿剤+袋で保管する
  • 防湿庫(デシケーター)で保管する
  • 部屋の除湿

除湿剤+袋でコンデンサーマイクを保管する

このような除湿剤をジッパー付きの袋に入れて、その中にマイクを保管するのがいちばん手っ取り早い方法です。

  • 除湿の効率を上げるために、袋の中の空気はなるべく抜いた状態にしておきましょう。
  • 袋のサイズはお持ちのマイクに合わせてお選びください。
  • ジッパーが2重になっているものであれば外から侵入する湿気も減るため、除湿剤も長持ちしそうです。

防湿庫でコンデンサーマイクを保管する

防湿庫(デシケーター)は、電気を使って庫内を常に乾燥した状態にしておくことができる機器です。

一眼レフカメラのレンズなど、他にも湿気に弱いものをお持ちの場合は、一緒に入れておいても便利です。

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部屋の除湿

使うときだけ出すにしても、湿度の高い部屋では不安がありますので、マイクを使う部屋は除湿しておくとさらに安心です。

音楽制作時にも気になりにくい「静かな」除湿機についてはこちらの記事で5機種ご紹介しています。

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筆者
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小山和音
こやま・かずね

音楽教育の新しいかたち作り(創造性と個性を最優先に、音楽を教えず、評価せず、楽器や楽譜を自分でデザインしてゼロから音楽をつくるオンラインの音楽教室)と、音の生まれるしくみ作り(周囲の条件に反応して音楽や音声をリアルタイムに生み出すシステム開発)。

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