Neutral Music Concept
A Concept to Awaken Music Inside You

Neutral Music Concept (NMC) is a concept by Kazune Koyama to awaken potential of music inside you by forgetting and thinking again about musical instruments, scores, music theory, and music itself without categorising ourselves into anything such as “musicians”, “listeners”, “professional”, “amateur”, “good”, “bad”, “right”, or “wrong”. Regardless of existing rules, skills, knowledge and experience in music, it enables us to be actively involved in music by eliminating stereotypes and rebuilding what is really needed for music. In short, we are trying to reproduce situations when even the word "music" didn't exist. It means you don't need any knowledge or experience on music. It's for everyone.

Do you think you don’t have anything to be awakened? That only matters in existing styles of music such as jazz or rock, and from a point of view of “neutral” music which doesn’t belong to any music, potential of your music is infinite.

Conversely, existing music that we hear today was originally born from nothing - which means “neutral” music is an origin of every styles of music, and existing music is just the tip of the iceberg called “neutral” music.

What is it for?
Today, music in the world is too formal and people tend not to accept who or what moves away from there. For example, we are categorised into “professional” “amateur” or “good” “bad”, and those who can’t reach the level of “good” music give up being “musicians” and turn “listeners”. It finally makes music monopolised by musicians and a gap between musicians and listeners continues growing. While anyone can make sound, we have been killing our potential by obeying the limits created by ourselves. NMC is a way to help us unchain and free music inside ourselves as much as possible. NMC is not against existing music ecosystem, but on the contrary you can apply what you learned in NMC to existing music, and even beyond that.

Who is it for?
NMC is for anyone who wants to be actively involved in music whether you are a “musician” or not. You don’t need any skills or experience in existing music at all. Don’t worry, you can make sound that you feel music with zero knowledge. NMC is open for everyone to apply or modify.

無形音楽コンセプト
あなたの本当の音楽に出会うコンセプト

無形音楽コンセプト(NMC)は「音楽家」「聴き手」「プロ」「アマチュア」「上手い」「下手」「正しい」「間違い」といった分類によらず、楽器、楽譜、音楽理論、そして音楽そのものを自分たちの手でゼロから定義しなおすことにより、一人ひとりの中に眠っている音楽の可能性を解き放つための、小山和音によってまとめられた考え方です。今まで音楽の中で「こうでなくてはならない」と思っていた固定観念、暗黙のルール、思い込みなどを一度すべて忘れた上で本当に必要なものだけを組み合わせることで、今まで「音楽家」だった人もそうでなかった人も、既存のルールや優劣関係なく能動的に音楽に関わることができるようになります。簡単に言うと、まだ世の中に「音楽」という言葉がなかった頃の状態を現代に再現しようという試みです。そのため世の中の「音楽」の知識や経験を問わず、誰でもできるように考えられています。

「あなたの音楽を解き放つと言われても、自分にそのような才能はない」と思われているかもしれません。しかしそれはあくまでもジャズやロックなど世の中の大半を占めている「かたちのある音楽」の中での話であって、そのような枠組みの中にはない「音楽」、つまり「かたちのない(無形)音楽」という視点から見れば、あなたが本能的・潜在的に持っている「音楽」を見つけることができる可能性は無限大にあります。

逆にいえば現在「かたちのある音楽」は元々「かたち」がないところから徐々に固まってきたため、「かたちのない音楽」はすべての音楽の源ということになります。「かたちのない音楽」から見れば「かたちのある音楽」は氷山の一角でしかなく、水面下には終わりが見えないほど巨大な塊が眠っています。つまり無形音楽コンセプトは、かつて音楽が生まれ「かたち」になっていったその過程と環境を現代に再現しようという試みでもあります。

何のためのコンセプト?
世の中の「音楽」は形式化し、そこから外れるものを受け入れようとしないような風潮があります。例えば「プロ」「アマチュア」や「上手い」「下手」という分類が自然と行われ、「良い」とされる音楽のレベルにたどり着けなかった人間は「音楽家」になるのを諦めて「聴き手」になります。そして「お手本」「偉大」とされるものが世の中に発信し続けられることで「音楽」は「音楽家」だけが独占するものになり、「音楽家」と「聴き手」との間にある溝は、決して埋まることがありません。音は誰でも出すことができるのに、人間が作り上げた制約によって、人間自身の可能性を殺してしまっているのです。無形音楽コンセプトはそのような暗黙の了解や先入観で凝り固まった「音楽」をゼロから見直していくことで、「音楽」のもつ可能性を一人でも多くの人から引き出すためのコンセプトです。無形音楽コンセプトは既存の音楽を否定するものではなく、むしろそこに応用できる考え方であり、さらには音楽という枠組みを越えて、生きていく上でのものの考え方・捉え方の選択肢を増やすものです。

誰のためのコンセプト?
今まで「音楽家」だった人もそうでなかった人も、能動的に音楽に関わりたいと思う気持ちさえあれば、あらゆる人が参加できるコンセプトです。世の中で「音楽」とされているものの知識や経験は一切必要ありません。ご心配なく、それでも「音楽」だと感じられる音を出すことができます。このコンセプトは誰でも自由に応用したり解釈し直したりすることができます。

Features

1 : Independent - A Concept to Re-recognise Music from Scratch
Music under NMC doesn’t belong to any existing music ecosystem.

Most of music in the world is in a paticular form such as jazz or rock, which can be taught by someone. In other words, it's possible that we have to give up not only certain potential instead of meeting rules or conditions, but also our unique sense of music because of learning existing music. However, there are few movements or concepts in the world to keep and grow “neutral” music, it’s natural for us to think that common music is everything.

NMC is a concept to make it possible to begin exploring music that doesn’t belong to anything as well as creating anything from scratch, not learning from anyone. This means existing musical instruments, scores, or music theories will never work under NMC and we need to re-define “music” or “instruments” - how would you explain them to someone who knows nothing about “music”? There will be a number of definitions as many as how many people participate in the concept, because there never be a “correct” answer.

特徴

1「独立」- 音楽をゼロから捉え直すコンセプト
無形音楽コンセプトの下では、世の中の音楽をできるだけ介入させず、自分たちで音楽を創り上げていくことを重視しています。

世の中に出回っている「音楽」はほぼ全てジャズやロックなど「かたちのある音楽」、つまり人から教わることができるものですが、このような世界では、すでにある「正解」や「ルール」によって一定の可能性を捨てることになるだけでなく、その「かたち」を学んでしまうことであなたが本来持っていた感覚が殺されてしまい、永遠に失われてしまうということも起こりえます。一方で「かたちのない音楽」を育てようとする動きはほとんどないため、世の中で一般的に扱われている「音楽」が全てであるかのように錯覚してしまいます。

無形音楽コンセプトはそのような「かたちのない(無形)音楽」への一歩を踏み出すことができる選択肢であり、教えたり教わったりするのではなく自分たちの感覚を頼りに創り上げていくものです。したがって、世の中で「楽器」「楽譜」「音楽理論」とされてきたものはこのコンセプトの下で通用しないため、新しく「音楽」「楽器」といった概念を自分たちで定義、つまり「音楽」という概念を知らない人にどうやって説明するかを考えてみるところから始めます。自分なりの答えを導き出すまでの手助けをすることはあっても「正解」は存在しないため、人の数だけ定義が生まれることになります。

2 : Freedom - A Concept That Assures Freedom in Music
NMC takes care of avoiding having restrictions or rules such as “right”, “wrong”, “common sense”, or “tacit understandings”.

When we begin to play music, we tend to think we need to get musical instruments at a music store and learn how to play the instruments at music school or from a teacher - despite none of them are obliged by law. That could be because of music in the world is too formal and we tend to think we definitely need them to play music. And the idea spreads through people and established as a tacit understanding.

This sort of restriction can stop us from releasing potential of your music. So we try to keep workshops in condition without any rules in order to help get your ideas into shape. Nowadays buying musical instruments is not the only choice as anyone can use 3D printers or laser cutters easily. And it’s not always necessary for you to learn something about music: most of music we hear everyday is based on a specific music theory. For example, there are thousands of music without “melody” or “harmony” which are considered to be essentials in the traditional Western music theory, and what people feel “wrong” or “poor” could be “wonderful” in another country’s music theory, and vice versa. In short, even the music we think as a role model or something we have to learn, is just one of millions of ideas and not anything to cover everything of music or every human in the world.

2「自由」- 音楽の自由を保証するコンセプト
無形音楽コンセプトは「正しい」「間違い」「タブー」「常識」「暗黙の了解」といった制約やルールを可能な限り生み出さないことを重視しています。

音は誰にでも出すことができます。ところがそれが音楽となった瞬間、まず楽器を買って、その弾き方や楽譜の読み方、曲の作り方などを習わないといけないと考えがちです。しかしそれは何も法律で決められている訳ではありません。そのような「ちゃんとした」ステップを踏まないと音楽ができないと思ってしまうのは、世の中の音楽があまりに形式化されているせいでしょう。そのようなものを見聞きして育った私たちの中には「これがないといけない」という潜在意識が生まれ、それが無言の圧力として行動を限定してゆき、さらにそのあなたの行動を見た他人も…ということが繰り返され、暗黙の了解として定着します。

このような目に見えない制約は、計り知れないほど多くの可能性を殺してしまうため、可能な限りルールのない状態をキープし、あらゆる可能性を考慮してそれらを最大限かたちにできるような環境を整えます。音を出すことやその道具を工夫することは誰にでもでき、まして誰でも3Dプリンターやレーザー加工機を扱えるようになった現代、出来合いの「楽器」を買うだけが選択肢ではありません。そして「音楽をやる」にあたって学ばなければいけない(ような気がしていた)ことは、必ずしもあなたにとって必要とは限りません。私たちが日常生活でよく耳にする音楽や学校で習う音楽、そこで使われている楽器や楽譜はほとんど特定の地域にルーツのある音楽理論の上に成り立っています。伝統的な西洋音楽で「音楽の三要素」のひとつとされている「メロディ」や「ハーモニー」のない音楽も山ほど存在するし、ある地域の音楽で「間違い」「タブー」「下手」とされることが、あなたの国にもともとあった伝統音楽から見れば「素晴らしい」ことかもしれないし、その逆もありえるのです。つまり世界中に浸透して「当たり前」「お手本」「学ぶべきもの」のように考えられがちな音楽理論も単に「音楽」の捉え方のひとつであって、音楽のすべてを網羅したり、全人類に共通するものではないということです。

3 : Everyone is Hero - A Concept That Everyone Learns from Each Other
NMC is not a concept to “teach” music.

Begin to learn existing music first to play music? Don’t make light of music. You could loose interest in music because of the chemistry between you and your teacher or existing music and spend the rest of your life keeping your music laid even though there is “something” inside you.

Nobody is allowed to deny or criticise any sense, definitions or ideas different from yours in NMC, so we never “rate” your music or show any “role models” while we do help you express your own music. This is because music under NMC is neutral - in other words, something like “right”, “wrong”, “professional” or “amateur” doesn’t exist from the beginning. This means everyone including the facilitator is standing on the same level on the same circle. Also we can always learn from each other as everyone has an individual background and sense of music that can’t belong to others. Therefore, categorising ourselves into “musicians” and “listeners” doesn’t make sense at all and everyone can be actively involved in music by bringing music close to us as much as possible in this concept. Some people could forget even the word “music” - this is ultimate though.

3「全員が主役」- すべての人が同じラインに立ち、学び合えるコンセプト
無形音楽コンセプトは音楽を「教える」ためのコンセプトではありません。

「音楽を始める=かたちのある音楽を学ぶ」では、あまりに音楽のもつ可能性を限定、そして軽視しすぎています。せっかく音楽をやりたい気持ちがあっても、世の中に浸透している音楽やそれを教える人間との相性が原因で音楽に距離を感じ、受動的に音楽を聴くだけになり、膨大な可能性を眠らせたまま一生を過ごすことになってしまう可能性があります。あなたの中に「何か」があるかもしれないのに、です。

無形音楽コンセプトの下の音楽はその名のとおり形がない、つまり世の中の「音楽」の中にある「正解」も「優劣」も「プロ」も「アマチュア」も最初から存在しないため、人それぞれが持っている「音楽」の感覚や定義、考え方、価値観を尊重し、否定しないことが約束されています。一人ひとりの表現をファシリテートする(妨げないように手助けする)ことはあっても、他人の音楽に対して「採点」として優劣をつけたり、「良い」ものを「お手本」として見せるような行為は無形音楽コンセプトの下では最も避けるべきものとしています。ということはファシリテーターも含めてすべての参加者は同じラインに立っているということです。さらにあなたのバックグランドでしか出せない音が存在し、他の参加者が思いもしないアイディアを持っているかもしれないという可能性が常に考えられているため、私たちは常にあなたから学ぼうとする姿勢を忘れません。このように私たちと「音楽」との距離を限りなくゼロに近づけるため、無形音楽コンセプトの下では「音楽家」と「聴き手」という分類は全く意味を成さず、すべての人が能動的に音楽に関わることができます。「音楽」という概念を意識しなくなり、「音楽」という言葉すら忘れられた状態が究極です。