Loop(ループ)の耳栓「Quiet 2(クワイエット2)」をレビューします。「Quiet 2 Plus」との違いも解説します。
LoopについてとLoopが販売している各耳栓についてはこちらの記事で解説しています。
今回はこの中から最も手頃な「Quiet 2(Plus)」を取り上げてレビューします。
Loopの耳栓はそれぞれ方向性や遮音性が少しずつ違いますが、その中でもQuiet 2(Plus)はとにかく「遮音」に特化したモデルと位置付けられています。
Quiet 2には音を遮るフィルターが1枚のイヤーピースしか付属しませんが、ここにフィルターが2枚のイヤーピースを追加して遮音性をアップさせたモデルがQuiet 2 Plusです。
2025年12月現在、Quiet 2 Plusは公式サイト・Amazon・楽天市場のいずれにおいても販売されていないため、より高い遮音性が必要な場合はSwitch 2をご検討ください。

2025年8月に楽天市場のLoop Japan公式ストアからQuiet 2 Plusを注文したところ、国内の倉庫からポスト投函で届きました。
2025年9月現在、説明書は英語のみですが、説明書に書いてある基本的な内容はこの記事で網羅しています。
| 製品名 | ![]() Quiet 2 | ![]() Quiet 2 Plus |
| 方向性 | 遮音に特化したモデル | Quiet 2の遮音性を高めたモデル |
| 耳栓のみ | Amazon 楽天 | 入手不可 |
| 耳栓+ストラップのセット | 楽天 | 入手不可 |
| 平均遮音レベル | 24 dB | 26 dB(Ear Tips) 27 dB(Double Tips) |
| イヤーピース | XS、S、M、L | Ear Tips(XS、S、M、L) Double Tips(XS、S、M、L) |
| 専用ケース | 付属 | 付属 |
| カラー | ホワイト ブラック バイオレット* ミント *Amazonでは「パープル」表記 | ホワイト ブラック パープル* ミント* *公式楽天市場店では販売されていないようです |
| 遮音性能の測定・算出規格 | EN 352-2:2020 | EN 352-2:2020 |
| 保証期間 | 2年間(Loop Earplugs公式楽天市場店) | 2年間(Loop Earplugs公式楽天市場店) |
| よい点 | 注意点 |
|---|---|
| 遮音性能が信頼できる 他社の耳栓よりも遮音性能が高い 目立ちにくい・ファッション性が高い イヤーピースのサイズが豊富 | ストラップは別売り |
世の中には本当にたくさんの耳栓がありますが、遮音性(どのくらい音を遮れるか)を公表している耳栓メーカーはあまり多くはなく、さらにその遮音性の数値に信頼性があるメーカーだけを探そうとすると、世界に数社ほどしか残りません。
Loopの耳栓はEN 352-2:2020という国際規格に準拠して「どの高さの音をどのくらい遮れるか」を表したSNR(シングル・ナンバー・レイティング)値、つまり信頼性のある数値を公表している数少ないメーカーのひとつです。

さらに、そういった信頼性のある他のメーカーの耳栓と比較しても、Loop Quiet 2(Plus)は遮音性が高い(音をよく遮る)ことが特徴です。
SNR値は高いほど音をよく遮れることを表しますが、ライブ用耳栓として販売されている他社の耳栓4製品のSNRの(全周波数の)平均値は低いもので18.5dB、高いものでも24.8dBです。
それに対し、Loop Quiet 2 PlusはDouble Tips装着時で27.0dBと、大きく差が開いている状況です。
Quiet 2 Plusにおいては、フィルターが1枚のEar Tipsと2枚のDouble Tipsでは音の聞こえ方が違いますが、全体的にはEar TipsよりもDouble Tipsの方が音をよく遮ります(遮音性が高いです)。
グラフの左は低い音の成分、右は高い音の成分で、グラフの上へ行くほどその音の高さでの遮音性能が高いということを表しています。
これは理論上の数値ですので、実際に耳に届く音にはある程度の個人差が見込まれます。
どちらのイヤーピースも低い成分よりは高い成分の方がよく遮りますが、大きく違うのは8000Hz付近です。
Quiet 2とQuiet 2 PlusのEar Tipsは同じものですので、遮音レベル・遮音バランスも同じです。

装着した時のイメージです。ワイヤレスイヤホンなどと比べるとそこまで主張が強くないため、遠目に見ると目立ちません。
今回のカラーはブラックですが、ホワイトの場合はもう少し存在感が増しそうです。
Loopの耳栓はよい意味で「耳栓っぽさ」がなく、アクセサリーとして日常に溶け込んでくれます。

外側へのはみ出しも最小限に抑えられていて、正面から見たときにはほとんど見えません。
耳の形によっては外へはみ出す可能性もあります。
ライブで耳栓をすることはまったく問題ないどころか筆者は推奨したいくらいなのですが、どうしても失礼だと思われたくない方にはこのように外から目立ちにくい耳栓がおすすめです。

パッケージを開けると中央にはケースに入ったQuiet 2本体(すでにMサイズのDouble Tipsが装着されている)、周囲には残り7種類のイヤーピースが並んでいます。
説明書はこの裏(底)に入っています。
Quiet 2 Plusの場合、上半分に並んでいるのはフィルターが2枚のDouble Tips、下半分はフィルターが1枚のEar Tipsで、耳の大きさに合わせてそれぞれ4種類のサイズ(XS、S、M、L)が用意されています。
耳栓の中にはサイズが選べなかったり、サイズの違うものに変えたい場合は耳栓ごと買い直さなければいけないものもありますが、Quiet 2には下記の4種類(4ペア)のイヤーピースが付属するため、サイズの心配がいりません。
Quiet 2 Plusには、上の4種類に加えてさらに下記4種類のイヤーピースが付属します。
筆者は購入時に最初から本体に装着されているMサイズでちょうどよくフィットしました。
もし自然に抜け落ちてしまうようであればひとつ大きいイヤーピースに、きつく感じたり耳の中に入らないようであればひとつ小さいイヤーピースに交換してみてください。

左右で同じサイズが適しているとは限りません。それぞれの耳に合ったサイズを選んでください。
イヤーピースを交換するには、イヤーピースの部分を持って(Ear Tipsの場合はイヤーピースを裏返してから)ゆっくり引き抜き、新しいイヤーピースを同じ場所にそっとはめ込みます。

耳栓の中には、左右の耳栓をつないで首にかけるためのストラップが付属するものもありますが、Quiet 2の場合はこのストラップのみLoop Link(ループ リンク)という名前で別売りされています。
首にかけた状態では、ストラップに内蔵されたマグネットがくっついてネックレスのような状態になります。
耳栓を頻繁につけたり外したりする場合はとても便利です。
付属する専用ケースは直径4cm、厚さ1.5cm。

ケースには伸縮性のあるストラップが付いているので、キーホルダーなどに取り付けておくと便利そうです。
ケースにはQuiet 2本体がきれいにおさまります。

装着時には、耳栓を後ろに回しながら耳の中に入れるようにします。
装着した状態であごを左右に動かしても密閉が保たれており、声を出したときに自分の声が大きく聞こえるようであれば正しく装着できています。
説明書に書かれている、Quiet 2(Plus)のお手入れ方法です。
化学薬品や鋭利なものを使わないでください。
生活騒音に悩まされていたり、騒音によって仕事や勉強が邪魔されているようなシチュエーションにはQuiet 2が最適です。
危険のある(異常を音で察知したり、警報音などに気づく必要がある)業務では絶対に使用しないでください。
地下鉄や飛行機での移動中に、耳にとって危険なレベルの騒音にさらされる場合があります。
Quiet 2(Plus)は電化製品ではない(本体から音波を出さない)ため、ノイズキャンセリングヘッドホンが苦手な方には一度試していただきたい耳栓です。
Quiet 2(Plus)は特に音楽用とは謳われていませんが、個人的には
という方にもおすすめしたい耳栓です。
WHO(世界保健機関)やNIOSH(アメリカ国立労働安全衛生研究所)などが公表しているガイドラインでは、ヒトには1週間や1日あたりにさらされる騒音の上限がある、としています12。
耳栓をしない状態でライブに行ったりスタジオ練習を繰り返したりすると簡単にこの上限を超えてしまい、聴覚にダメージを受ける可能性があります。
特にライブにおいては耳栓によって音のニュアンスが変わってしまわないように配慮された耳栓が好ましいですが、音の成分への影響をゼロにすることは難しく、耳栓によって聞こえる音の個性が違うため、それぞれの状況に合った耳栓を探すしかない状況です。
他社の耳栓との遮音性能の比較結果は、こちらの記事にまとめています。

これ1つで様々なシチュエーションに対応できる耳栓でありながら、遮音性能も高く、比較的手頃な価格と、目立った短所がない耳栓です。
ファッション性も高いことから、プレゼントとしてもよいのではないかと思いました。
2025年9月現在、楽天市場店では30日間返品OKとしていますので、購入時のハードルも低いものになりそうです。
世界にひとつだけのオリジナルの楽器をデザインし、五線譜ではない楽譜やドレミではない音律をグループで話し合って作り、それらを使って音楽をゼロから創作する音楽教育プログラムを中心に、音(楽)にまつわるユニークな取り組みをしています。お仕事のご依頼やコラボレーションのご提案など、お気軽に!