音楽を作るというと、昔は数万円〜数十万円する機材やソフトがないと…という世界でしたが、現代では自分のスマホにひとつアプリをインストールするだけで曲が作れるようになりました。
今回はそんなアプリを使って、「5分で作曲」を体感してみましょう。
「作曲の方法」なんて書いてしまうと堅苦しく聞こえますが、みなさんも鼻歌や口笛くらいは吹いたことがあるでしょう。
実は、鼻歌や口笛は立派な「即興演奏」です。そして即興演奏をつなげる(くりかえす)と、「曲」ができます。
そのためのアプリで唯一おすすめできるのが「Koala Sampler(コアラ・サンプラー)」。
Koala Samplerは、自分で出す音だけを組み合わせて「曲」を作るためのアプリです。(Koala Samplerの作者、elf audioことMarek Berezaさんに掲載許可をいただいています)
世の中には本当にたくさんの「作曲アプリ」がありますが、どれも既存の楽器や音楽理論を前提に作られていて、みなさんの個性や創造力を壊してしまう恐れがあるため紹介はしません。
一方でKoala Samplerには最初からインストールされている楽器や音のパターンなどがなく、使い手の個性や創造力を最大限活かすことができる、とても希なアプリです。
難しいことは考えず、まずは音を組み立ててみましょう。
これで「曲」ができました。
詳しいアプリの使い方や凝った曲の作り方は、別の記事で解説しますのでお楽しみに。
小山和音
こやま・かずね
音楽教育の新しいかたち作り(創造性と個性を最優先に、音楽を教えず、評価せず、楽器や楽譜を自分でデザインしてゼロから音楽をつくるオンラインの音楽教室)と、音の生まれるしくみ作り(周囲の条件に反応して音楽や音声をリアルタイムに生み出すシステム開発)。