レコーディング(DTM)・配信・YouTube収録などに必要なマイクのおすすめをまとめました。
もくじ
世の中にはたくさんのマイクがありますが、どのようなバランスで音を拾うかはマイクによって様々です。
レコーディング(DTM)、配信、YouTubeの収録など、コンテンツを作って配信・公開するようなシーンで使うための最初の1本としては、なるべく拾う音のバランスがよい(クセのない)マイクをおすすめします。
最初の1本ということは他に比較対象がない状態のため、自分の中での「音の基準」がクセの強いマイクで定まってしまうと、他のマイクとの違いを比べようとしたときに少々混乱することになるかもしれません。
他との違いを理解しており、そのマイクならではの音を求めて選ぶのであればよいのですが、最初の1本なのであればなるべくバランスのよいマイクが安心、と筆者は思っています。
マイクがどの高さの音をどのくらい拾うかについては各メーカーの製品ページの周波数特性グラフを参照していますが、その特性は音源とマイクの距離や音源とマイクの軸の角度によって変化するため、同じ特性が再現することを保証するものではありません。あくまでも参考程度にお考えください。
一般的に、カーディオイドなどの単一指向性のマイクは、音源に近づくと低音域が強調される性質があります(近接効果)。
そのため、マイクを口元や楽器に近づけて使いつつ音のバランスも損いたくない場合、測定上は低音域に鈍感になるように調整(ロールオフ)されているマイク、あるいは低音域をカットする(ローカット)スイッチの付いたマイクをおすすめします。
これらの中でも指向性が強い(スーパーカーディオイド)のものは、ハウリングが気になる場合や配信や実況に入れたくない音が聞こえてくる環境においても役立ちます。
(DCバイアス型の)コンデンサーマイクは、マイクを繋げるオーディオインターフェースやミキサーから外部電源(ファンタム電源)を供給する必要があります。
ダイナミックマイクにファンタム電源の供給は必要ありません。
ドイツの音響機器メーカーSennheiser(ゼンハイザー)のe835と、指向性を狭めたe845。
Sennheiserが公開している周波数特性グラフでは、e835は4kHz〜13kHzあたり、e845は4kHz周辺に少し敏感ですが、全体的にバランスのよい特性を持つように描かれています(1mでの測定結果)。
どちらも特性の傾向は似ていますが、e835の方が低音域のロールオフ(鈍感方向への調整)がやや大きいため、楽器や口元に近づけて使う時に音のバランスがフラットに近くなるのではないかと思います(e845はその状態だと低音を多めに拾いそうです)。
e835は他のマイクと同じくカーディオイドに分類されますが、ステージ上でのハウリング(「キーン」や「ブーン」という音)が気になる場合や配信や実況に入れたくない音が聞こえてくる環境には指向性を狭めたe845を検討してみてください。
音響業界では名前を知らない人のいない老舗メーカーが送り出す手頃な価格のマイクですので、長く使える1本となるでしょう。
| メーカー | ||
| 製品名 | e835 | e845 |
| 方式 | ダイナミック | ダイナミック |
| 指向性 | ![]() カーディオイド | ![]() スーパーカーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 40 – 16 | 40 – 16 |
| 感度 [dBV] | -51.4 | -54.9 |
| インピーダンス [Ω] | 350 | 350 |
オーストリア発、現在はアメリカに本拠をおく音響機器メーカーAKG(エーケージー)のD5。
AKGが公開している周波数特性グラフでは、5kHz〜13kHz付近にやや敏感な点を除けば全体的にバランスのよい特性を持つように描かれています(測定距離が明記されていないため、マイクとの距離によっては印象が異なる可能性もあります)。
100Hzから下がロールオフ(鈍感方向への調整)しているため、楽器や口元に近づけて使う時に音のバランスがフラットに近くなりそうです。
こちらは上のe845と同じように音を拾う範囲(指向性)が狭いため、ハウリングが気になる場合や配信や実況に入れたくない音が聞こえてくる環境に向いています。
| メーカー | |
| 製品名 | D5 |
| 方式 | ダイナミック |
| 指向性 | ![]() スーパーカーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 70 – 20 |
| 感度 [dBV] | -51.7 |
| インピーダンス [Ω] | 600 |
日本の音響機器メーカーaudio-technica(オーディオテクニカ)のAE4100。
audio-technicaが公開している周波数特性グラフでは高域(6kHz周辺)がやや持ち上がっていますが、全体的にバランスのよい特性を持つように描かれています(測定距離が明記されていないため、マイクとの距離によっては印象が異なる可能性もあります)。
拾う音域が90Hz〜18kHzと他のマイクに比べて(特に下が)狭いため、重低音をしっかり拾いたい場合は注意が必要かもしれません。
| メーカー | |
| 製品名 | AE4100 |
| 方式 | ダイナミック |
| 指向性 | ![]() カーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 90 – 18 |
| 感度 [dBV] | -55 |
| インピーダンス [Ω] | 250 |
アメリカの音響機器メーカーShure(シュアー)のMV7X。
同じくShureが販売しているSM7Bと外観が似ており、どちらも配信やYouTubeの動画でよく見かける形ですが、このMV7XはSM7Bの半額以下で手に入ります。
マイクアーム(デスクなどに取り付ける可動式のマイクスタンド)などから吊り下げて取り付ける運用を想定しています。
Shureが公開している周波数特性グラフでは4kHz付近と6kHz付近にやや敏感ですが、それ以外では全体的にバランスのよい特性を持つように描かれています(測定距離が明記されていないため、マイクとの距離によっては印象が異なる可能性もあります)。
100Hzから下がロールオフ(鈍感方向への調整)しているため、楽器や口元に近づけて使う時に音のバランスがフラットに近くなりそうです。
| メーカー | |
| 製品名 | MV7X |
| 方式 | ダイナミック |
| 指向性 | ![]() カーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 50 – 16 |
| 感度 [dBV] | -55 |
| インピーダンス [Ω] | 252 |
アメリカの音響機器メーカーMojave Audio(モハビオーディオ)のMA-D。
(Mojave Audio公式ページには周波数特性グラフが公開されていないため)サウンドハウスの商品ページに掲載されているグラフでは6kHz〜10kHzあたりに少し敏感ではあるものの、全体的にバランスのよい特性を持つように描かれています(測定距離が明記されていないため、マイクとの距離によっては印象が異なる可能性もあります)。
手で持って使用することを前提として設計されているため、ボーカル用マイクとしてもおすすめできます。
| メーカー | |
| 製品名 | MA-D |
| 方式 | ダイナミック |
| 指向性 | ![]() カーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 60 – 10(+/- 2.5dB) 30 – 15(+2dB -6dB) |
| 感度 [dBV] | -53 |
| インピーダンス [Ω] | 600 |
オーストリアのマイクメーカーLewitt(ルウィット)のLCT 440 PURE。
Lewittが公開している周波数特性グラフでは高域(3kHzより上)にやや敏感だがそれより下の帯域ではバランスがよい特性として描かれています(測定距離が明記されていないため、マイクとの距離によっては印象が異なる可能性もあります)。
| メーカー | |
| 製品名 | LCT 440 PURE |
| 方式 | コンデンサー |
| 指向性 | ![]() カーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 20 – 20 |
| 感度 [dBV] | -31.2 |
| セルフノイズ [dB SPL] | 7 |
| S/N比 [dB] | 87 |
| 最大入力音圧 [dB SPL] | 140 |
| インピーダンス [Ω] | 110 |
| ローカットスイッチ | なし |
| ショックマウント | 付属 |
| ポップガード | 付属 |
オーストリアの音響機器メーカーAustrian Audio(オーストリアン・オーディオ)のOC16。
Austrian Audioが公開している周波数特性グラフでは、3〜6kHzあたりと10〜15kHzあたりの音に少しだけ敏感ですが、それ以外の音域は非常にバランスのよい特性として描かれています(測定距離が明記されていないため、マイクとの距離によっては印象が異なる可能性もあります)。
| メーカー | |
| 製品名 | OC16 |
| 方式 | コンデンサー |
| 指向性 | ![]() カーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 20 – 20 |
| 感度 [dBV] | -39.2 |
| セルフノイズ [dB SPL] | 14 |
| S/N比 [dB] | 記載なし |
| 最大入力音圧 [dB SPL] | 148 |
| インピーダンス [Ω] | 275 |
| ローカットスイッチ | あり (40Hz / 160Hz) |
| ショックマウント | 付属 |
| ポップガード | なし |

日本の音響機器メーカーaudio-technica(オーディオテクニカ)のAT4040。
audio-technicaが公開している周波数特性グラフでは低〜高域(5kHzあたりまで)にかけてバランスがよい特性ですが、5〜8kHzあたりと10〜15kHzに少し敏感であるように描かれています(50cmでの測定結果)。
AT4040についてはこちらの記事で詳しくレビューしています。
| メーカー | |
| 製品名 | AT4040 |
| 方式 | コンデンサー |
| 指向性 | ![]() カーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 20 – 20 |
| 感度 [dBV] | -32 |
| セルフノイズ [dB SPL] | 12 |
| S/N比 [dB] | 82 |
| 最大入力音圧 [dB SPL] | 145 – 155 |
| インピーダンス [Ω] | 100 |
| ローカットスイッチ | あり (80Hz) |
| ショックマウント | 付属 |
| ポップガード | なし |
イギリスのマイクメーカーsE Electronics(エスイー・エレクトロニクス)のsE2200。
sE Electronicsが公開している周波数特性グラフでは高域(3kHzあたりから上、特に9kHzより上)に少し敏感だが全体的にはバランスのよい特性であるように描かれています(測定距離が明記されていないため、マイクとの距離によっては印象が異なる可能性もあります)。
| メーカー | |
| 製品名 | sE2200 |
| 方式 | コンデンサー |
| 指向性 | ![]() カーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 20 – 20 |
| 感度 [dBV] | -32.5 |
| セルフノイズ [dB SPL] | 8 |
| S/N比 [dB] | 86 |
| 最大入力音圧 [dB SPL] | 125 – 145 |
| インピーダンス [Ω] | 50 |
| ローカットスイッチ | あり (80Hz / 160Hz) |
| ショックマウント | 付属 |
| ポップガード | 付属 |
オーストラリアのマイクメーカーRODE(ロード)マイクロフォンのNT1。
現在は第5世代(5th Generation)が販売されています。
RODEが公開している周波数特性グラフでは高域(5kHzより上)に敏感で、それより下の帯域はではバランスがよい特性を持つ特性として描かれています(測定距離が明記されていないため、マイクとの距離によっては印象が異なる可能性もあります)。
4dBという非常に低いセルフノイズが特徴です(マイク自体から発生するノイズが少ないです)。
このようなマイクとしては珍しくXLR接続(通常のマイクの接続方法)とUSB接続(USBマイクとしての接続方法)が選べます。
USB接続をする場合はコンピュータに直接接続することになるためオーディオインターフェースは不要ですが、USBマイクには制約があります(詳しくは下で解説しています)。
| メーカー | |
| 製品名 | NT1 |
| 方式 | コンデンサー |
| 指向性 | ![]() カーディオイド |
| レンジ [Hz – kHz] | 20 – 20 |
| 感度 [dBV] | -32 |
| セルフノイズ [dB SPL] | 4 |
| S/N比 [dB] | 記載なし |
| 最大入力音圧 [dB SPL] | 142 |
| インピーダンス [Ω] | 100 |
| ローカットスイッチ | なし |
| ショックマウント | 付属 |
| ポップガード | 付属 |
上でご紹介したマイクは、マイク本体のほかにもこのような機材を用意しなければいけません。

パソコンやスマホと上でご紹介したマイクは直接繋ぐことができませんし、形だけ繋げたとしてもコンデンサーマイクは動きません(パソコンやスマホからファンタム電源を送ることができないためです)。
そのため、「オーディオインターフェース」と呼ばれる機器を使います。
オーディオインターフェースのおすすめはこちら。

マイクとオーディオインターフェースを繋ぐ(マイクからオーディオインターフェースへ音を送る)ためのケーブルも必要です。
通常、これは両側にXLR(通称キャノン)と呼ばれる端子がついたケーブルになります。

マイクスタンドは、このように床に置くタイプがスタンダードです。

デスクの上に置くタイプもあります。

クランプをデスクに固定してアームで自由に移動できるタイプもあります。

特にコンデンサーマイクで会話やボーカルの収録をすると、パ行(パピプペポの音)を発音したときに空気のかたまりがマイクに当たって「ボフッ」というノイズが乗ることがあります。
これは、マイクと口の間にポップガードという網を立てる(マイクスタンドにクランプで取り付ける)ことで防ぐことができます。
ダイナミックマイクの場合は基本的に必要ありません。

コンデンサーマイクは感度が高く、マイクスタンドに直接固定してしまうとそのマイクスタンドが置かれている部屋の床を伝わってくる音(足音など)やマイクスタンドに触れたときの音を一緒に拾ってしまうことがあります。
そのような場合はマイクホルダーにあたる部分をショックマウントと呼ばれる部品に交換することで、マイクスタンド側からの振動がマイクに伝わりにくくなり、意図しない音が入ってしまうのを防ぐことができます。
こちらも、ダイナミックマイクの場合は必要ありません。
取り付け可能なショックマウントはマイクごとに違うため、マイクにショックマウントが付属するかを確認しておきましょう。上でご紹介したコンデンサーマイクにはすべてショックマウントが付属しますので、別途用意する必要はありません。
空気の振動を電気信号に変換するしくみの違いで、マイクの種類もいくつかに分かれています。
コンデンサーマイクは電極とダイヤフラム(薄い金属の膜や金属を貼り付けたフィルム)を近づけて並べて、ダイヤフラムに振動(音)を伝えることで生まれた静電容量の変化を電気信号として出力するしくみを採用したマイクです。
一般的に感度が高いため繊細な音も拾いますが、湿気や衝撃に弱いため管理に注意が必要な種類のマイクでもあります。
レコーディングや測定などに幅広く使われています。
コンデンサーマイクは大きく分けて「DCバイアス型」と「エレクトレットコンデンサー型」の2種類があり、次のような違いがあります。

DCバイアス型のコンデンサーマイクは、接続するオーディオインターフェースやミキサーなどからファンタム電源と呼ばれる外部電源を供給する必要があります。
ファンタム電源の電圧に統一された規格があるわけではありませんが、業務用として使われているオーディオインターフェースやミキサーからは一般的に48Vで供給されます。
端子はXLR(キャノン)が使われ、オーディオインターフェースやミキサーなどに接続して使う業務用のコンデンサーマイクは基本的にこのDCバイアス型です。

エレクトレットコンデンサー型は多くの場合、機器にマイクケーブルを接続すると同時に電源も供給されるプラグインパワーと呼ばれる方式や、電池からの電源供給で動作します。
カメラやスマートフォンなどに接続して使う民生用のコンデンサーマイクなどで広く採用されています。
プラグインパワー方式も電圧に統一された規格がなく、メーカーにより異なりますが2〜5Vのものが多いようです。
プラグインパワー方式の場合、端子は3.5mm(ミニ)フォーンが採用されていますが、audio-technicaのAT2020などファンタム電源で動作するエレクトレットコンデンサーマイクもあり、こちらはXLR(キャノン)端子で接続する必要があります。

ダイナミックマイクは、導線を巻きつけた磁石につながった振動板に振動(音)が伝わると電流が流れるしくみを採用したマイクです。
衝撃や湿気に強いことからライブ/コンサートにおいてよく使われ、コンデンサーマイクと比べても安いものが多いです。
一般的にはコンデンサーマイクと比べて感度が低く、高音域(マイクによるが10〜15kHzより上)の音に鈍感な傾向があります。
外部電源を供給する必要はありません。
リボンマイクは構造としてはダイナミックマイクに似ていますが、磁石に囲まれた非常に薄い金属の膜(リボン)が振動(音)が伝わると電流が流れるしくみを採用したマイクです。
衝撃にとても弱く、大きな音を与えると風圧でリボンが変形したり破れてしまうことがあるほど繊細な構造であり、高価な製品が多いです。

圧電マイク(ピエゾ、クリスタルマイク、セラミックマイクとも)は圧力が加わると電圧が上がる圧電素子を使ったもので、楽器自体の振動を拾うので弦の種類を選ばず使うことができます。
物体に密着させて使うため「コンタクトマイク」とも呼ばれます。
マイクがどの方向から届いた音を拾うかを「指向性(しこうせい)」と呼びます。
円形の図(ポーラーパターン)は、円の中央にマイクを置いて上から見たときどの方向の音を拾うかを表していますが、この形はマイクによって異なります。
| 指向性の分類 | ポーラーパターン (一例) | 呼び方 |
|---|---|---|
| 単一指向性 | ![]() | ウルトラカーディオイド (ショットガン) |
| 単一指向性 | ![]() | ハイパーカーディオイド |
| 単一指向性 | ![]() | スーパーカーディオイド |
| 単一指向性 | ![]() | カーディオイド |
| 単一指向性 | ![]() | サブカーディオイド |
| 無指向性 | ![]() | オムニダイレクション |
| 双指向性 | ![]() | バイダイレクション |
例えば無指向性(オムニダイレクション)のマイクはマイクを向けている方向に関係なくどの方向から届いた音も拾いますが、単一指向性の中でもウルトラカーディオイド(ショットガン)に分類されるようなマイクは非常に狭い範囲(マイクを向けた方向)の音だけを取り出すように拾います。
また、マイクの正面と背面のどちらからも音を拾う双(両)指向性(バイダイレクション)と呼ばれるものもあります。
マイクによってはこの指向性の切り替えができるものもあります。
全指向性(無指向性)は例えば自然の音(環境音)を録りたいとき、単一指向性は例えば少し離れた場所から鐘の音を録りたいとき、超指向性は例えば野外のインタビューや撮影などで出演者の声だけを拾いたいとき、というように使い分けができます。
マイクが拾うことのできる音の高さの範囲を周波数特性と呼び、ヘルツ(Hz)で表します。
下の数値が低く、上の数値が高いほど、低い音から高い音までまんべんなく拾うことができます。
基本的にどのメーカーも、そのマイクがどのくらいの高さの音にどの程度敏感なのかを表したグラフを公開しています。
指向性のあるマイクが音源に近づくと低域が強調されるため(近接効果)、周波数特性グラフを見るときは「どのくらいの距離で測定したのか」を確認しておきたいのですが、測定距離はメーカーによってバラバラで、測定距離を明記していないメーカーも数多くあります。

グラフの縦横比にもよりますが、基本的にこの線が平らなほど低い音から高い音まで均一に(バランスよく)拾うことのできるマイクだといえます。
マイクに音が入った時にどのくらい大きな電気信号を生み出すかを感度と呼び、dBV(ディービーブイ)やmV/Pa(ミリボルト/パスカル)で表します。この数値が大きい(dBVの場合は0に近い)ほどマイクで拾う音が大きくなります。
コンデンサーマイクでは、音を入れていない(無音の)状態でもマイク自体から雑音が発生します。
その雑音の大きさをセルフノイズレベルや等価雑音レベルと呼び、デシベル(dB SPL)で表します。この数値が小さいほど雑音の少ない音で録ることができます。
マイクが(音を歪ませずに)受け入れられる音の大きさの限界値を最大入力音圧と呼び、デシベル(dB SPL)で表します。これを超える大きさの音をマイクに入れてしまうと、音が歪みます。
PADスイッチがあるマイクでは、PADスイッチをオンにしたときにこの最大入力音圧が上がります(より大きな音も録れるようになります)。
上でご紹介したような普通のマイクではなく「USBマイク」というものも色々な音響機器メーカーから発売されており、よく見かけるようになりました。
これは、普通のマイクにオーディオインターフェースを内蔵してしまったようなもので、マイクを直接パソコンやスマホにUSBで接続するだけで使えます。
とても手軽で便利なのですが、ひとつ問題があるとすればこのUSBマイクの他にオーディオインターフェースを使っている場合、パソコンやスマホにUSBマイクとオーディオインターフェースを両方接続できたとしても、両方を同時に使えるとは限らないということです。
これは、パソコンやスマホ上のアプリには同時に複数のオーディオインターフェースを使えないものがあるためなのですが、USBマイクもオーディオインターフェースのひとつとして認識されるため、このような環境ではUSBマイクとオーディオインターフェースを同時に使うことができません(USBマイクはオーディオインターフェースには接続できません)。
例えばマイクはUSBマイク、スピーカーはオーディオインターフェースに接続した状態だとすると、入力と出力でそれぞれ別のオーディオインターフェースを指定できるアプリ、あるいはUSBマイク本体にデバイスからの音声を出力できるヘッドホン端子があるものであれば問題ないのですが、ひとつしか指定できないアプリの場合、もしくはUSBマイク本体にヘッドホン出力がない場合、USBマイクを使うときとスピーカーを使うとき、それぞれ毎回設定画面へ行ってドライバを切り替えて…というとても面倒な状態になってしまいます。
上でご紹介したような普通のマイクであればオーディオインターフェースに接続できますし、USBマイクにデバイスの音を再生できるヘッドホン出力があればこういった問題は起こりませんが、もしUSBマイクを検討される際は、使いたいアプリが入力と出力で別のデバイス(ドライバ)を指定できるかをチェックしたほうがよいでしょう。
迷ったら、USBマイクは避けて普通の(XLR接続の)マイクを選ぶことをおすすめします。
マイクはAmazonや楽天でも買うことができますが、あわせて価格をチェックしておきたいのが日本の楽器・音響機器の総合販売店であるサウンドハウスです。
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